最近、中古で、ダンパーを入手されるユーザー様も多くなりました。
弊社では、CRUXブランドであるオリジナルダンパーの他に、OEM製品(相手先ブランド製品)や、ショップオリジナルモデル(ショップ様が、得意とする車種において独自のセッティングノウハウを基に製作依頼された製品)等、今日迄に数多くのダンパーを製作し数多くのお客様にご愛顧頂いております。
左記画像はOEM製品の一部です。
最近、中古でCRUXダンパーやOEM製品を入手されるお客様も多くなりましたが、まずお客様にお伝えしたい事は、OEM製品であれCRUXオリジナルモデルであれ、個々にダンパーの減衰力もダンパーの長さも当然異なりますので、中古製品をご購入の際には、どのような仕様なのかを確認後に購入される事をお勧めします(CRUX製品ではシリアルNOが分かれば仕様は分かりますが、OEM製品の仕様等は御質問頂きましても現物を確認をしない限り、分かりかねます)
勿論OEM製品(相手先ブランド製品)であれ、ショップオリジナルモデルであれ、弊社が製作したダンパーですので、どのダンパーでもオーバーホールも仕様変更も可能です。
外観の状態だけでなく走行距離の管理が出来ていない製品は、基本オーバーホールされてからのご使用をお勧めいたします。
弊社では走行状態や仕様状況にもよりますが、オイル漏れや走行時の車の挙動の変化等を除き、通常新品購入時より約20,000kmを目安にオーバーホールを推奨しています。
オーバーホールしない状態で、使用し続けていると、シェルケースの内磨耗や、ブッシュの交換等、オーバーホール費用の他に部品交換等の費用が発生する場合があります。
上記でご説明した様に、CRUXでは数多くのモデルを製作しております。
オークションやユーズドパーツ店等でご購入される際には、ダンパーの使用期間、走行距離やダンパーがどのような仕様なのか?つまり、ご自身のステージに見合っているのか否か?が重要になります。
外観の綺麗さだけでは内部の摩耗状況は分かりません。
また、自分のステージに見合わないダンパーをそのまま使用すれば、当然ながら満足得る結果は得れません。
例えば、仕様によっては車高が極端に低かったり高かったり、いくらスプリングレートを変更しても、収まりが悪かったり、突上げ感があったり・・・・結果性能を堪能して頂くどころか、ご満足して頂ける筈がありません。
もし、自分の走行ステージに見合わない仕様のダンパーを入手した場合は、オーバーホール時に減衰力や寸法変更をしなければ、ご満足頂ける状態でご使用できない事と思います。
自分の入手したダンパーが、どの様な仕様であるかはシリアルナンバーから確認が出来ます。
もしくはOEM製品等で、シリアルナンバーが明記されていない場合は、オーバーホール時に現在の仕様を確認して下さい。と声をかけて下さい。
最もご注意頂きたいのが、右記画像の様にオーバーホール時期を越えて使用し続けていると、シェルケースの内磨耗により、ケース交換をしなければ新品時の減衰力が復元できません。この様な状態になってしまった場合、オーバーホール基本工賃の他に、部品代金としてケース交換代金が、別途必要となってきます。
中古で入手された場合、前オーナーが、どの位の距離を走行されているかは定かではありません。オーバーホール時期を目前に減衰力の劣化も当然あるでしょうし、使用状況下次第では、完全にダンパーの減衰力が発生していない場合もあるでしょう。
中古で入手したお客様が、オーバーホールして気持ちよく使用したいと思っていたのに、基本工賃の他に部品交換や、若しくは減衰力変更を余儀なくされ、思わぬ出費が嵩む場合もある事を念頭において、中古品を入手されて下さい。
勿論、この様な状態のダンパーでもCRUXダンパーは、使い捨てではありませんので、オーバーホールや仕様変更する事で、新品同様ご満足頂けるのでご安心下さい。
前述しました様に、弊社では数多くのモデルを製作していますので、CRUXの既製品ダンパーにおいては、全てシリアルナンバーが、表記されてあります(画像参照)このシリアルナンバーはダンパーに固有する番号ですので、このシリアルナンバーをお知らせ下されば、中古で入手されたダンパーが、どの様なモデルであるのか詳細については、お答えさせて頂きます。(当社スタンダードモデルか特注モデルか)
しかし、既製品モデル以外OEM製品やショップ様のオリジナルモデルについては、お客様データーとなるので、詳細についてはお答えできません。
既製品モデル以外のダンパーの仕様を確認したい場合は、減衰測定する事で確認する事はできます。測定料金は有償となりますが、セッティング変更される場合は無償となります。
オーバーホールの際に減衰確認した上で、お客様のステージに見合うダンパーの減衰力若しくは、ダンパーの長さなどのアドバイスも致しますので、必要であればオーバーホールの際にご自身のステージに見合う様、セッティング変更や、ダンパーの長さの変更等されても良いかと思います。
又、既製品モデル以外 OEM製品やショップさんのオリジナルモデルであれ、オーバーホールや仕様変更されたダンパーは、当社で作業・仕様記録されますので、今後シリアルナンバーにてお持ちのダンパーの仕様など確認できます。
中古で入手した場合は、事前にダンパーの仕様や状況を把握しておく為にも、オーバーホールしてからご使用される事をお勧めします。
当社にお問い合わせ、依頼が非常多い Buddy club製 PRO SPEC DAMPERのオーバーホールですが、左記画像のスチールケース仕様の製品は当社製作の製品ではありません。
よって、オーバーホールはお断りしていましたが、販売元がオーバーホール作業のサービスを終了され継続使用を望んでいるユーザー様が困っているとの声にお応えし、部品交換を伴わないオイル交換作業を受付する事になりました。
注意事項)
①消耗部品等を含まない、オイル交換のみの作業となります。
②すでにオイル漏れを起こしているダンパーは、シール、シャフト等の部品が損傷している可能性が高い為、
その場合は作業受付出来かねます。